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コラム

2025.04.02

ナンヨウハギの魅力と飼育のコツ

こんにちは。

群馬県高崎市の熱帯魚の水槽レンタル・メンテナンスサービス専門店「美ら海」です。

本日は「ナンヨウハギの魅力と飼育のコツ」について解説いたします。

ナンヨウハギとはどんな魚?

映画で一躍有名に!あの「ドリー」の正体

ナンヨウハギは、映画『ファインディング・ニモ』や続編の『ファインディング・ドリー』で一躍有名になった海水魚です。作中で「ドリー」として登場するキャラクターのモデルになっているこの魚は、その美しい青い体色と黄色い尾が特徴です。

英名は「Palette Surgeonfish」や「Blue Tang」、学名はParacanthurus hepatus。英名の通り、まるで絵の具のパレットのような鮮やかな色彩が、多くのアクアリストを惹きつけています。

生息地と自然下での生態

ナンヨウハギはインド洋から西太平洋にかけてのサンゴ礁地帯に広く分布しており、水深10〜40メートル程度の岩場やサンゴ礁に生息しています。自然下では、単独または小さな群れで行動し、主に藻類を食べて生活しています。

性格は基本的におとなしいものの、縄張り意識が強くなることもあり、特に同種や近縁種との混泳には注意が必要です。

ナンヨウハギの飼育のポイント

必要な水槽サイズと環境

ナンヨウハギは体長が最大で約20cmにまで成長します。そのため、飼育には最低でも90cm以上の水槽が推奨されます。60cm水槽での飼育は一時的には可能ですが、成魚になると手狭になり、ストレスや病気の原因になります。

水質にもうるさく、以下のような環境管理が必要です。

・水温:24〜27℃

・pH:8.1〜8.4

・比重:1.023〜1.025

・水流:やや強めが望ましい

また、泳ぎ回るスペースが必要なため、ライブロックの配置は控えめにし、オープンスペースを確保しましょう。

食性と餌の与え方

ナンヨウハギは雑食性ですが、自然下では藻類を主に食べています。水槽内では人工飼料にもよく慣れ、フレークやペレットの他、冷凍餌も好んで食べます。

ポイントは「植物性の餌をしっかり与えること」。動物性の餌ばかりでは腸内環境が崩れ、体調を崩す原因になります。海苔をクリップに挟んで与えるなど、餌の工夫も大切です。

病気とトラブル対策

白点病に要注意

ナンヨウハギは非常に美しい魚ですが、その反面、白点病にかかりやすい魚としても知られています。体がやや薄く、ストレスに弱い性質のため、輸送や水質変化、混泳相手との相性など、さまざまな要因で免疫が下がると白点病を発症しやすくなります。

予防には以下のような対策が有効です。

・水質を常に安定させる

・餌の栄養バランスを整える

・急激な水温変化を避ける

・混泳は慎重に行う

白点が見られた場合は、すぐに隔離して薬浴する、または水温を1〜2℃上げて自然治癒を促す方法もあります。

混泳の注意点

性格は基本的に温和ですが、同種や近縁種に対しては攻撃的になることもあります。また、体色が似ている魚(ブルー系の魚)とも争う傾向があります。混泳を考える際は、水槽サイズに十分な余裕があることと、魚同士の相性をよく観察することが大切です。

ナンヨウハギを飼う魅力と責任

ナンヨウハギは、見た目の美しさだけでなく、その活発な泳ぎや穏やかな性格で水槽内を明るくしてくれる存在です。特にサンゴとの相性もよく、リーフタンクに彩りを添えてくれる存在として非常に人気があります。

一方で、病気に弱く、水質や環境に敏感な面もあるため、飼育には責任と手間がかかる魚種でもあります。ただ美しいだけでなく、「飼いやすいから」という理由で手を出すと、魚にも飼い主にも不幸な結果になりかねません。

飼育を始める前に、十分な水槽サイズと設備が整っているか、安定した水質管理ができるかを再確認し、「飼いたい」だけでなく「飼い続ける」覚悟を持って迎えてあげましょう。

まとめ

ナンヨウハギは、まさに“水槽の青い宝石”とも言える存在です。見た目の美しさとキャラクター性で多くのファンを持つ魚ですが、その繊細な体と独特の性質から、飼育には深い理解と丁寧な管理が必要です。

「ドリー」のように、明るく元気に水槽を泳ぐ姿を長く楽しむためにも、しっかりとした環境作りと、日々の観察・ケアを怠らず、大切に育てていきましょう。

投稿者プロフィール

美ら海スタッフ
美ら海スタッフ
美ら海は群馬県高崎市にあるアクアリウム水槽のレンタル・メンテナンスのプロフェッショナル。喜びと癒しの空間をプロデュース!ちむどんどん水槽で沖縄の海を演出いたします。